髪の毛や頭皮のアンチエイジングは何歳から始めればいいか知っていますか？

実際サロンでお客様に相談を受け始める年齢としては30〜40代の方が多い印象です。

パサつき・うねり・白髪・ボリュームが出なくなった・ツヤがなくなってきた・・などなどゆらぎ世代のお客様の実際の声を日々痛感しています。それでは実際の研究ではどうなのでしょうか？？

髪のアンチエイジングは25歳から！

え、そんなに早くした方がいいの！？まだまだ若いのに！と思われるかもしれませんがこれが事実なんです。なぜそんなに早くエイジングケアをした方がいいのか解説していきます。

エストロゲンのピークは20代半ば

女性の髪の毛の老化に深く関わっているのが女性ホルモンのエストロゲン。そのエストロゲンの分泌がピークを迎えるのが20代半ば。そこから徐々に分泌が減り始め、45歳ごろから急激に減少します。それに伴い髪の毛も20代半ば辺りから徐々に変化していきます。

この事から髪の毛のエイジングケアは2５歳から始めるのが理想です。

気づいた時から少しでも早くエイジングケアをすれば頭皮や髪の毛の老化を遅らせることができるのです。実際目に見えて変化がわかるのが30代半ばぐらいですね。目に見えてからの変化でもう手遅れだ！！となる前に1日でも早くエイジングケアを始めましょう。

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実際のサロンワークで大先輩のお客様達から貴重な経験談を教えてもらうことができました。

60代のお客様たちに聞いたリアルな声

・閉経してから急に白髪が増えた
・アラフォーあたりからうねりやパサつきが出だした

これは私が女性スタイリストだからこそお話ししてくれる事かなと思っています。

この多くのミセスの声から女性ホルモンが大きく関わっている事がわかりますね。

余談ですが40代の方でもピルや女性ホルモン（エストロゲン）の投与をされている方は白髪が生えていないか少ない方が多く、エイジングによるうねりやパサつきも少ない印象です。

何もしなかったら何歳ぐらいから白髪は生えてくるの？

一般的なエイジングとしては白髪は平均的に30代中頃から目立ち始めます。

遺伝的要因が強い場合、若白髪と呼ばれるように若い年齢で（幼少期からでも）見られることがあります。

ちなみに小中高校生の間に白髪の目立つお子様の場合、気になると思いますが抜く、短く切ることはお勧めしません。

・白髪を抜くと同じ箇所から数本生えてくる場合がある
・根本からカットすると伸びてきた時にピンピン立ってしまい余計に目立つ

実際お客様のご要望で上記のことをさせていただきましたが、数ヶ月後にやめておけばよかった、、、という方が何人もいらっしゃいました。そのため私自身も全く勧めていません。

白髪の生え始めはどうすればいいの？

じゃあ目立つ場所に数本できてしまった白髪はどうすればいいの？

それがこちら！！

　大人女性にお勧め

③ハイライトやインナーカラーなどで白髪をわかりにくくぼかしてあげる

白髪が生え始めて悲しくなってしまったり諦める必要はありません！上記のことを美容師に相談して対処してみてください。そして自分自身ができるケアもあります。生活習慣の改善などを実施した結果、白髪が途中から黒髪になった方も何人も見たことがあるんですよ。

サロンワークでのここだけの話

透明感のある色白女性がいますね。パーソナルカラーで言えばブルベになるような方。サロンワークをしていて感じるのがとても色白な女性は白髪が生えてくるのが早い印象です。

実際の研究で色白の人はそもそもメラニンを作るメラノサイトの量が少ないので肌を守るためのメラニンが充分に作れないことがわかっています。それに加え、貧血気味の人が多かったりするので頭皮に充分な酸素が供給されにくくなります。

そのため色白な方は意識して貧血予防・改善をするのが得策になります。

30歳になってから髪がパサつく！これってエイジングのサイン？？

実はエイジングによる髪のパサつきは30代前半から感じられるということです。

こちらも女性ホルモンが大きく関わっています。髪の毛の水分量が減少し、乾燥しやすくなるためパサつきが目立つようになるんです。

ヘアカラーが当たり前になった現在。他にもパーマや縮毛矯正など薬剤を使った施術は髪の毛にとって大きな負担になります。10代からヘアカラーを楽しんでいる方も多く、

「カラーのしすぎで髪がパサパサなんです！」

というお客様も多いです。なので実際これがエイジングによるものなのかわからないという方が多いと思います。

エイジングによる髪のパサつきはどう見分けるの？

ヘアカラーも縮毛矯正もしてるしエイジングが始まったからなのかわからない！という方は次のことを参考にしてみたください。

・昔からヘアカラーをしてるけどなんだか最近ダメージがすごく気になるようになった
・お風呂上がりドライヤーで乾かした後、昔より入念なケアをしないとパサつく
・サロントリートメントの持ちが以前に比べて悪くなった

20代前半の方でこのような状態になる方はブリーチをしているか、施術の際に適切な薬剤が使われなかったということになります。

ということは、いかに美容師の薬剤知識と毛髪診断が大切かということがわかりますね。

パサついてきた髪の毛どうすればいいの？

髪のパサつきを改善するには日々のヘアケアや生活習慣の見直しなどが大切です。

これから生えてくる髪の毛に

間違ったヘアケアを見直そう

• 洗浄力の強いシャンプーは髪の毛に必要な油分まで洗い流してしまうので見直す
• 過度なヘアカラーやパーマは内部の水分が失われやすくダメージの原因に。美容師さんに相談を
• ヘアアイロンの高温での使用→跡がつくギリギリの温度設定に（例180度だったのを120度に）

生活習慣の乱れの改善に努めよう

• ７〜８時間の質の良い睡眠
• タンパク質中心のバランスの取れた食事
• 自律神経のバランスを乱すストレスの解消
• 適度な運動や趣味、リラックスできる時間をとる

意識の高い方は一度は聞いたことがあるリストだと思います。健康維持や病気になりにくくするために必要な項目ばかりですね。美容室へ行くのは数ヶ月に１回。なのでお家でのケアや予防がいかに大切かがわかります。

すでにパサついてしまった髪の毛に

○すでにパサつきが気になる方は１ヶ月以内に１回以上サロントリートメントをしてみてください。髪の毛の補修とコーティングで外部からの刺激から守ってくれます。一般的には安価なサロントリートメントより高価なトリートメントの方が持ちがいいです。ただ、何もしないより安価なトリートメントでもケアをしてあげた方が断然パサつきを抑えられます。

◯そして、髪の毛が肩より長い方は夜寝る時に軽く纏めて寝てください。枕での摩擦は思っている以上に髪へのダメージに直結します。

◯もう一つはお風呂上がりのドライヤー前のアウトバストリートメント、ドライヤー後のトリートメントミルクやオイル、そして朝起きてからのトリートメントオイルなど、お肌と同じようにケアしてあげてください。エイジングを気にしている方がお肌に何も塗らないということはないと思います。お肌にかけるのと同じような時間と手間を髪の毛にもかけてあげてくださいね。

サロンワークでのここだけの話

ナイトキャップとかはどうなの？という質問をお客様からいただきます。

答えナイトキャップはしなくてよい！です。

朝になったら取れてた、ナイトキャップをした時の寝癖がひどい、などあまり良いことがなさそうです。購入前に悩んでいた方は購入しなくて大丈夫です！

それよりも、寝る前にブラシで丁寧に溶かしてから寝る、この一手間で翌朝の髪の状態もずいぶん変わってくるはずです。

髪のうねりは40歳から

髪のうねりは40代頃からと言われています。

・加齢による頭皮のたるみ
・髪内部の成分バランスの崩れによる空洞化
・頭皮の汚れの蓄積により毛穴がいびつな形になる

加齢による髪のうねりの原因は以上のような感じです。髪の痩せ細りによりうねってしまう方が増えてきます。アホ毛がちぢれている、全体的に大きく波打つようになってまとまりにくい、という声もアラフォーのお客様あたりからよく聞くことが多くなってきます。

髪のうねり予防もパサつき予防と同じ

髪のうねりをなるべく予防、遅らせていくにはやはり日々のヘアケアと生活習慣の改善が大切になってきます。パサつきと同様、日々の積み重ねが必要になってきます。

今までストレートヘアだった方ほどどう扱っていいのかわからなくて悩んでいる方が多くいます。

うねりの対策としては

• お風呂上がり、なるべく早くドライヤーで乾かす
• 髪質改善トリートメントをする
• 年に１回ほど優しい縮毛矯正をする

縮毛矯正はメリットデメリットがあるのでぜひ美容師と相談してください。

今回のまとめ

女性の髪の毛のエイジングに深く関わっているのが女性ホルモンのエストロゲン。

そのエストロゲンがピークに達するのが20代半ば。髪や頭皮の老化の原因は様々ですがその大半を占めるのが女性ホルモン。実際目に見えてわかり出すのは30代半ばあたりです。

エイジングケアは25歳から始めましょう！！

髪の毛は内側から生えてくるもの。私たちの体の状態を映し出す鏡のようなものです。そのため日々の生活によって大きく改善できます。

ストレスなく過ごすためにエイジングも受け入れつつ、変化も楽しめるようになるのが理想です。

そんな私も食べ物などに気を使うようになってからお肌の調子も良く毎日楽しく過ごせています。髪をいたわることが全身に良い影響があるなんて嬉しいですね！鏡を見て、あれ？こんなところにシワなんかあったっけ？と思ったりしますがそれも楽しめるようにできることはやりつつ受け入れて綺麗に年齢を重ねていきたいと思います。